fc2ブログ
汎用ヒト型決戦遊具はじめました。
CHP的な生活
2008年12月26日 (金) | 編集 |

ちょっと忙しくなると、すぐCHPの余力がなくなって困ります。
いままでも何度か書いているような気がしますが、CHP的な着想が、生活に少なからず影響を与えているような気がします。



CHPといえばプログラミング、プログラミングといえば論理学なのであります。
大学では「三理はとるな」という教えがありました。つまり論理学、倫理学、心理学は一般教養にしては内容がムズいのでアホは受講するなということなのですが、自分の脳みそと相談して当然避けて通りました。
数年前に大学生向けの論理学の本もカジったりしましたが、難しいながら全く分からないわけでもなく、面白みを感じられました。
CHP遊びと合わせ、自分の脳内に今まで足りなかった教養の栄養素が補われた気がしました。そして実生活にも応用されています。



「論理学の応用」といっても、大層なことではなく、
普段何気なくやってることに「ちょっとだけ冷静に考える」という
味付け程度の思考をするということであります。

昨年書きましたが、部屋の片づけがそうでした。



「部屋を片づけられない」ということを冷静に考えると・・・

自明の理:
・そもそも、部屋に物がなければ、散らかしたくても散らかせない。
 →物が少ないほど、部屋は片づきやすい。
・使うかもしれないものを捨てるのは、感情が許さない。(ここ大事)
・片づける場所(収納)<散らかるモノの場合、片づくワケがない。
・片づいた状態から、毎回使ったモノを元に戻せば、散らかるハズがない。
・使用場所から収納場所までの距離が短いほど、片づけやすい。
・家族は自分が使うものを、自分の使いやすい場所に置きたがる。

これらの条件から導き出される解決策は、
・まず、いらないモノは捨てる。
・収納が足りなければ容量を増やす。
・引き出しや箱にラベルを付ける(=ある意味、属人性の排除)
・同じカテゴリで2カ所に収納されているものは、1カ所にまとめる。
・2カ所でよく使用するものは、2つ用意し、収納を2カ所にしてしまう。

こんな感じでしょうか。
「属人性の排除」という言葉HIDさんのブログを読んで知ったのですが、システム関連で使われる用語のようで、「誰が見ても構造が明快である。我流ではない。」ということのようです。
話しが横道にそれますが、CHPでも属人性の排除は重要だと思っていまして、自分しかPGを見ないのに何で属人性が?ということですが、要はおととい作ったPGが今日見るともうチンプンカンプンなわけです(笑)
それを克服しようというのが「統合整備計画」なわけですが、家庭環境でも当然それができていないわけで、自分で使ったものをどこにしまったかすら分からないわけですから、家族の使うものがどこにあるかなど分かろうハズもありません。

で、オモチャの引き出しを「かっこいいオモチャ」「おしゃれ」「パズル」など、系統別にラベリングしてみたところ、子供にもウケがよく、特に5歳の子は楽しそうに片づけています。



今年の春に娘の自転車の補助輪を外したのですが、
そのときも論理学、というか「ちょっとだけ冷静に考える」を使ってみました。

・自転車に乗れるということは、補助輪を使わないで乗れるということ。
・補助輪の無い自転車に乗ることを、娘は不安に思っている。
・不安の原因の一つは、転ぶかも知れないから。
・不安の原因の一つは、スピードが出すぎるから。
・補助輪の無い自転車が難しい原因は、初速が出にくいから。

で、これらを念頭に置いて・・・

・補助輪をいきなり外すのではなく、まず補助輪を上げて補助輪の接地を少なくする。
・補助輪を地面に付けずに乗れるようになっていることを確認する。
・補助輪を外したら、ブレーキの練習をする。
 →少し押してあげて、ブレーキをかけさせる、足をつく、の繰り返し。
・初速の練習をする。
 →ペダルを踏みやすいスターティングポジションにもってくる練習。

としてみました。結果は、いきなりスィーっと乗れたのでした。

・・・と、完璧な結果のハズなのに、何か釈然としない感じが残りました。
「パパ~、抑えててね~~」「うん、抑えてるよ~」「パパ~抑えてる~?」
「ほらもう乗れてるぞ~」「きゃぁ~ほんとだ~」「あはははは」「あはははは」
という例のアノ儀式をスッポリ忘れていたのでした。がっくし。



最近、「水」が怖いです。
生命活動に必要なモノを外国の資本が乗っ取ることの恐ろしさ。
輸入穀物などの毒入り問題は3日で忘れられた感がありますが、事態は全く変わっていないわけですし、「論理学的」に考えれば、エネルギーやら軍需もそうですが、人間が生きていく限り絶対儲かるのは衣食住であり、中でも農作物・水・空気・土地はモノポライズされると生存権を脅かされます。
水のモノポライズ企業は実質3社だそうですが、例えばフランスの企業は途上国(日本含む)への水道民営化を促しつつ、自国の水道に関しては外国に閉鎖的な態度をとっているそうです。国によっては融資と抱き合わせで水道民営化を強いられる場合もあるようですが、日本は規制緩和で内側から鍵を開けるような始末のようです。
「ほんのちょっとだけ考えれば分かる、絶対おかしいこと」
がまかり通るのは、日本の大衆に論理学的思考という概念が欠落していること、ひいてはCHPが一部のマニア以外に受け入れられていないということにも直接の原因があると言わざるを得ないでしょう。
つまり、日本を救うには、CHPをThe BEST版で売るしかないってことですよGenkiさん!

スポンサーサイト